床下に蜘蛛はいず(注・蜘蛛噺)

アラクノフォビア、いわゆる蜘蛛恐怖症という人は世の中にいて、それはとても怖いとおっしゃいます。

 
 ある時、海外のリゾートで知り合った女性が自分は蜘蛛恐怖症、自分は「アラクノフォビア」なのだと、そんな話をしてくれたことがあります。
 とてもお話が上手な人でした。
 面白おかしく、ご自身の蜘蛛の恐怖体験を話してくれ、私は笑い転げましたw。
 オーストラリアのサーフィン専門誌の編集者だったという熟女で、でも、今はそんなことが信じられないぐらいすごく太っている(笑)。
 自己紹介してくれた時、つい笑ってしまったw。
 すぐにそれを気取られて、言われてしまいました。
 
「でしょ? それ、思うでしょw? でもそうなのよねーーwww(笑)。
    アタシはサーフィン雑誌の編集者だったのYo! w! 」
 
 カンラカンラと笑う彼女は、もはや美女という部類ではありませんでしたがw、とても気さくな人でした。
 太って熟す前、その昔は彼女はさぞかしモノて、イケメンのサーファーたちと色んな話があったのでしょう。
 今は想像もつかないけどw。
 
 太った人はなぜだかとても気さくな人が多いものです。
 そしてたいてい面白い。
 


 私と嫁はよく、「面白いデブ系の人」なんて呼んでいますw。
 
 
 彼女は笑いながら、自分と蜘蛛との馴れ初めw、恐怖の体験というのを語ってくれて、二人でガンジャを吸いながらビールというw、クレイジーな盛り上がり方をしました。
 
「昔から苦手だったのヨ。あの脚が意味なく沢山ついているところとかねw。
 それに蜘蛛ってこっちを見つめるでしょ。目が合うのよねw。
   昔からアレが嫌だったのよ。
 
 決定的だったのはね、キッチンで大きなのを蜘蛛を見て払おうとしたら手にしがみついて離れなくなった時よ。もうしつこい感じでまとわりつかれたのw。
 アタシは悲鳴を上げたわよっw。
 
 それで大汗をかいたもんだから、シャワーでも浴びようってアタシは栓をひねったわけw。そして頭からまさにシャワーの水を浴びようとした、その時よwww!
 
 なんと、蜘蛛がそのシャワーヘッドの先から糸をつたってつつーーーーっとw、こっちを見ながら目の前まで降りてきたの


 こんにちわーーー、なんてっ!
 
 もうこっちは失神寸前。シャワーどころか冷や汗がつつーーーーっと・・・www。」
 
 www・・・こんな調子でした。いったいどこが恐怖症なのか分からなくなりますw。
 
 それにしても、ああいう時は男としてはかなりヤバいものがあります(笑)。
 あまりにも楽しく話しが盛り上がったりなんかしていると、どんな熟女でもつい一晩をともにしてしまいそうになるからですw。
 
 人の感情と言うのは分かりません。
 
 こういう時は後で後悔しないよう、強い理性が必要だったりしますww。
 自分の気分に惑わされないようにしないといけないw。
 
 まあLSDをやったいた訳ではありませんから、熟女デブがシャロンストーンに化けるわけではないのですがww。
 
 ただ、その面白おかしい話を聞いていると、ふと気がつくことがありました。
 
 それは「経験が積みあがってゆき恐怖が増すのではないか」ということです。
 彼女は子供の頃から、偶然にも多くの蜘蛛体験をしてきたそうです。
 それこそ私よりもずっと多くの蜘蛛との接近遭遇をしていたということ。
 
 考えてみると、ピエロ恐怖症とか、先端恐怖症とか、世の中には色んな「恐怖症」があります。
 当人以外からすればちょっと笑ってしまうようなものもあります。
 
 が、そういう拭い切れない恐怖感というのは、積みあがった経験値というのがあって、それが大きいのではないか、そんな気がするのです。
 
だから、女性恐怖症なんて、きっと一番女性に縁があった人だwww!
ちくしょう!なんて羨ましいんだ!
 
 


 まあ・・・、これは冗談です。
 
 以前、私はそんなことをこってりとお話したことがあります。
 熱く、つい長々と語ってしまったことがありますww(笑)。
 
 今からするとちょっと長すぎたかも知れませんから、また今度、整理してお話しようと思います。
 
 
 私は別に蜘蛛のことを「益虫だから怖くない」なんて、誰彼を説得するつもりはありません。
 怖いものは怖いでしょう(笑)。
 
 ただ、これまでの経験は決してこれからの体験につながるものではない。
 お化け屋敷の出し物ではないのです。
 これまで何度もあったことだからって、また同じことが今度起きるとは限りません。
 そういうことは言えると思うのです。


 
 私はカウンセリングの真似事をするつもりはないけど、「恐怖」というのはもっと違うものがあると私は思っています。
 それは強烈な「何か」です。
 
 それは必ずありますw(笑)。その話はまた今度w。
 
 
 でも蜘蛛やピエロへの恐怖というのは、経験から来る恐怖体験なのではないか。
 そういう気が私はします。
 確率論から言えば、逆に、それだけ沢山の出来事が起こったというなら、これから先も起きるとはあまり言えないかも知れません。
 
 身近なものが恐怖になるということ。
 もしかするとそれは、きっとこれからの長い人生が堅実で平穏な人生であり、安寧な人生であることを暗示しているのかも知れないのです。
 
 人生の経験というものが全て恐怖であるはずはないからです。
 
 そうしたら私だって、何かの恐怖症を持っておいた方が人生安泰かも知れないw。それがいいのかも知れませんw。
 
 余談ですが、よく映画なんかで描かれるような蜘蛛の話というのは事実とは違うものです。
 床下を這ったりしていると蜘蛛の巣がからまるという描写。
 あれは実際には嘘ですw。
 
 私は実際にシロアリ退治のために意を決して床下に這いつくばり、床下を這っていったことがあります。
 床下に顔をなすりつけ、どんな毒虫でもくるなら来いと覚悟して突入したことがあります。
 
 その時に分かったこと。
 床下というのは驚くほど静謐な空間でした。
 空気も実にキレイなものだった。
 
 そして床下というのは陽が射さないから蜘蛛というのは巣を作らないのです。
 
 
 それを言えば銃を撃ってドアノブを破壊して扉を破るというのも嘘です。
 爆風で人間が吹き飛ばされるというのも嘘です。
 みんな演出に過ぎません。
 
 世の中というのは、そういう固定観念を作るようなイメージに溢れています。
 
 それを「想像力」と言ったらあまりにも罪作りに思えるけれども。
 
 蜘蛛は日光の射すところでないと巣を張りません。
 光に虫が飛んでくるのですから。
 
 もっと光をwww  by ゲーテ
 
 
 ところで、今、我が家のトイレの窓に蜘蛛が巣を張っています。
 これをどうしたものか。
 
 先日、蜘蛛の子が大量に漆の皿に涌いていた時はさすがに水で流してしまった。
 
 「蜘蛛の子を散らす」という言葉がありましたが、流してしまってその言葉を思い出した。
 すごーく小さいのww(笑)。
 キナコの粉みたいなのがついてて、よく見ると動いてたww(笑)。
 
 私としては益虫との共存ということを考えて、ほどよく生息してもらわないとしょうがないと思っています。
 
 人間は陽が射さなくても生活できます。
 都市型人間の我々は夜型です。
 でも虫などは陽の光が必要なのです。
 
 共存ということを考えれば、蜘蛛がGや他の虫を駆逐してくれる期待もないわけではない(笑)。
 
 トイレの窓の巣、これはどうしたものか。
 今、考え中です(笑)。
 
 最後になりましたが、アラクノフォビアの方がいるのは私も存じています。
 が、こんな話をしたのは特に他意はありませんw。
 あくまで偶然です。あしからずw。
 
 
おそまつ
 
 

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