逆イタ電の逆襲をやったこと

イタズラ電話、つまりイタ電。

ワン切りというとは違う。

 ワン切りというのは途上国だったりすると頻繁だ。
 向うは電話代が惜しいもんだから、わざわざワンミスコールで切ってかけてこさせようとする。
 コールバックする電話番号は表示されてる。
 要件はどうせくだらないことだ。
 無視してかけないと、とうとうかけてきて怒り出す。
 「なんで電話してこないのよ。」って。(笑)

  知るかww。




・・・
 イタ電は振り返るとガキの頃にちょっとやったことがある。
 ランダムに電話して、いきなり「先ほど電話をいただましたが」なんてやる。
 相手はわけがわからない。

 動揺を誘う。


 「ご注文いただきました電気毛布のことでご連絡しました」なんてやる。

 言葉使いは大事だ。
 ガキなんだからバレないようにしないといけなかった記憶がある。
 向うは訳が分からない。
 今ならオレオレ詐欺だ。
 そんなトリックを少し試したりした。

 電話口でハアハアは言ったことはなかったけど(笑)。

 結局、すぐに飽きてやめてしまった。
 昔は電話代も高かった。


・・・
 逆イタ電というのは何度かやっている。
 先日話した、俺がやられたことを実は俺もやっていたのだ。
 今更ながら気がついた。



 こりゃなんかのバチだな。
 ブーメラン。

俺の番号に間違い電話がかかってきて、「今忙しいからもう電話してこないでくれ」ってブツっといきなり切りやがった奴がいた。
 俺がそれで誤解されたアレだ。俺は何も知らない

 しかし俺はもっとちゃんとしてたんだぜ。




 ある時、番号違いでNPOだか何かが相手先、電話がかかってくるようになった。

 間違いと言ってもしつこい。
 かけたはずの相手は家事の手伝いとかのボランティアか何からしい。
 受けると、実に傲慢そうな婆さんが「テレビの調子が悪い」だの、
 「今日の食事はなにがいただけるの?」なんて聞いてくるのだ。
 どうやら同じ人物なもんだから、とうとう「間違いだ」とは言わないでこっちから聞いてみた。

 「どうもすみません。担当が代わりまして失礼いたしました。先日は電話の工事もしていまして。何にいたしましょう?」って。
 向うは少し不審がる。

 「そうさね、この間の煮付けはおいしくなかったから、煮物でいいわ」
 「はい。わかりました。付け合せは菜の花とインゲン、どちらか選べますが」
 「ええ?、いちいち選ばせるようになったのかい。なんだか厄介だねえ」
 「はあ、しかし、みなさんそれがいいようでして・・・」
 「ワタシャ食べたいものなんかそうは思いつかないんだよ
 「分かりました、それでは器はどうしましょう。瀬戸物か塗りものか・・・」
 「そんなこと知ったこっちゃないんだよ!もういい!」
 「こっちで適当に作って食べるから、前の人に代えてちょうだい!」

 それから間違い電話はなくなった。
 つうか婆さん、自分で作れるんじゃん(笑)。


 歩いていると公衆電話に電話があって、受けるといきなり店の閉店時間を聞いてきた。
 「ああ、はいはい、当店は8時まで営業です」なんて答えてやる。
 その店は俺も知っている店だった。


 選挙の時に電話があったこともあった。
 「世論調査で早稲田大学の○○研究室から委託されて調査しております」
 「このたびの選挙の争点はどこだとお考えですか?」
 「自民党政権の悪いところを挙げてください」
 「民主党のどこに期待しますか?」
 
 「・・・」
 「あの、この調査って民主党の世論誘導ですよね?」
 「こんな電話していいの?」
 「公選法違反にならないんですか?時間帯とか?調査偽装してるとか?」

 電話はすぐに切れた。
 ヤバい。この国はどんどんヤバくなっている。


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