英国が劣化ウラン弾を供与へ

 

 何も変わってないわけではない。
 言うまでもなくロシア侵攻から一年を経過したウク情勢のことだ。
 ロシアに戦争をけしかけた米英、NATO、西側諸国のことだ。積み重ねてきた嘘は揺らぎ始めている。 世界は西側の二枚舌に呆れている。米国でのトランプをめぐる白々しい妨害工作に絶句している。
 無秩序と無法が西側を支配していることが白日のもとに晒され始めている。西側の信頼は崩壊しつつある。米国を中心とした身勝手なやり方から各国が逃げ出そうとしているのだ。 ロシアはジリジリと戦況を好転させている。

 対して西側の権力はとにかく自分たちの不利な形勢を誤魔化そうとするだけだ。情報戦という認識を公言し情報工作を行っている。
 しかしそれは民主国家としてはありえない論理矛盾だ。情報戦が国民に向けられている。自国市民をも偽情報で騙すのだから。かつての我が国の大本営発表を引き合いに出すまでもない。

 真実追求の姿勢など西側メディアにはほとんどない。だから権力者たちは調子に乗っている。
 言うことは嘘ばかり。虚言ばかりだ。そんなことが続いてきた。

 この西側をリードしているつもりの連中は神を気取った権力者たちだ。カネと覇権のために談合する。
 彼らは「ディープステート」、あるいは「グローバリスト」と呼ばれる。その隠された姿さえこの一年で顕わになってきた。彼らの陰謀が手段を選ばないことも。 先日には米政府は若い州兵の前に機密情報をぶらさげてわざわざ機密情報のリークをさせた。
 反戦思想のある州兵が目をつけられ狙われ、接触した情報に食いついた。

 これには嘘や虚偽情報が散りばめられ、ロシアへの情報かく乱のためにひと役買うはずだった。
 ロシアはまるで相手にしなかった。見え透いたかく乱というわけだろう。

 自国の州兵を罠にかけ逮捕を大々的にしたことで、さも漏洩された情報が真実であるかのように米政府は演出したのだ。
 ロシアにとっては全くの嘘情報でしかない。西側情報はフェイクばかりだ。
 そんなことのために自国兵士を平然と罠にかけ犠牲にする。トランプのせいだとされた議事堂襲撃事件では逮捕され収監された市民がいるがその襲撃事件もフェイクだった。
 米政府は国民を罠にかけ犠牲にすることも厭わない。

 どだいこんな機密漏えい事件、「機密が漏れた」なんて政府が騒ぐこと自体が理屈からしておかしいのだ。
 例え本当に機密が漏れていたとしても通はそれが重要機密だなんて言うものではない。相手にその価値を知らせることなどあり得ない。そもそも論理的に破綻しているのだ。
 ウィキリークスを思い出せば分かるだろう。 問題なのは米政権の論理が極めてずさんになってきたことだ。嘘にしても陰謀にしても論理がメチャクチャだ。もはや劣化は隠せない。
 そうして、ここまで米国のやり口が幼児化し露骨になってきたことはドルへの信認すら揺るがせている。
 米国はいとも簡単にレッドラインを越える、世界中でそういう認識が広まっている。
 FRBと財務省は必死でこれを誤魔化そうとしているが、もはやドルは信頼のできない高金利通貨への道を確実に進んでいる。





 一方でロシアは粛々と任務を遂行してきた。
 それは自国の安全保障とロシア系住民の命を守ること、すなわちウクの非武装化だ。 今でもウクは露骨に民間人への攻撃を行っている。
 ドネツクなど東部ウクでは軍施設でない場所の民間人に狙いすませ、毎晩のようにゼレンスキーは砲撃を仕掛けている。
 自国民を虐殺して平然としているのだ。いったいこんな国がどこにあるというのか。支援する意味もない。

 この虐殺を止めるためにプーチンは立った。

 侵攻の前、何度も米国は「ロシアがウクを侵攻する確信がある」などと煽った。
 その時、ロシアがもし侵攻しなければ米国が偽旗作戦を行い米国がロシア系住民を虐殺していた。そうしてロシアの仕業だと騒ぎ立てる、そんな筋書きがあった。
 そうなればロシア系住民を見捨てた形になってプーチンは政権を追われたはずだ。プーチンには選択肢はなかった。

 そうして、いよいよエスカレートは頂点に近づきつつある。
 核。イギリスがウクに劣化ウラン弾を供与するという話になっているからだ。 このことは皮肉にも英米がウクの紛争を領土奪還させるなどとは決して考えていないことを証明する。
 すなわち、米英をはじめとする西側からのウクへの武器供与には別な意味がある。「ロシアによる侵攻に対抗することの支援」などでは決してなかったということだ。

 強力な貫通力を持ち対戦車戦で威力を発揮するという劣化ウラン弾だが、もし使われればその破片、ゴミは四十億年にわたってその地域を放射能で汚染することになる。いや、せいぜい半減期が四十億年というだけだw。

 そうなればウクの欧州最大の小麦生産能力、それどころではない。人の住めない土地になるのだ。
 この紛争はロシアの「領土的野心」などでは毛頭ない。西側はそうした前近代的な戦略にしがみついているのは奇妙なことだ。
 西側はロシアの領土拡大に対する対抗や領土奪還などと喧伝してこの紛争を始めた真相を隠しているだけだ。

 彼らはロシアを弱体化させたい。自分たちの言うなりになる世界を望んでいるのだ。

 しかしそれが適うことはないだろう。
 米政権の正当性まで揺らいでいる。そこで台湾を戦火に巻き込もうとしているが火に油を注ぐだけだ。米国を筆頭に西側の信頼は崩壊の瀬戸際にある。 戦争がしたいだけのウクというゴロツキ、腐敗国家はもはや瀕死だ。彼らは武器もカネも西側がくれるものだからただひたすら戦争しか考えてない。

 ウクの国土を汚染させ人が住めなくなってしまう武器。それをウクに供与しようというのは明らかに欺瞞なのだ。
 西側はウクが侵略されたから支援するのではない。
 これはロシアを弱体化させようという代理戦争でしかなかった。そのためにはウクの土地がどんなになろうがお構いなしなのだ。

 これは決して「ロシアの一方的な侵略に対する対抗への支援」ではない。
 その土地を台無しにしてもいいというのだから。



 

 イギリスはウクの領土保全など毛頭考えていはいないということ。
 ロシアが応戦し両者によって劣化ウラン弾がばらまれれれば土地には誰も住めなくなってしまう。この破綻した論理が平然とまかり通っている。
 誰でも考えればおかしいと気がつくことが西側権力には看過されている。
 報道を封じ込めたものだから西側権力の論理は劣化する一方なのだ。 これはロシアを攻撃し、弱体化を目論んでいる西側の代理戦争でしかない。
 ウクに反撃のための武器を送り代理戦争をさせているに過ぎないということ。
 それならどうか、仕掛けたのもどちらかは自ずと分かろうというものだ。

 いったいどっちが邪悪なのか。
 これだけ時間が経っても西側からは和平の話が何一つ出てこないのだ。

 イラクに大量破壊兵器などなかった。
 それは最初から分かっていた。侵攻してからやっと分かったわけでもない。米政府は国民に嘘をつき言い訳にするため、衛星画像を改ざんし証拠を捏造し会見して説明までした。そうして米はイラクを侵攻した。
 そして民間人を虐殺した。それは明らかな戦争犯罪だった。

 そのイラクのようにウヤムヤにできると米英は思っていたかも知れないが相手のロシアは違った。

 他民族国家であるロシアは米英のような差別主義者ではなかった。

 イギリスにしても、かつては戦後にも関わらず日本人学校に石を投げるような事件がよくあったものだ。彼らもとんだ差別主義者でしかない。
 自分たち白人優位を前提とし経済成長を果たした日本人をイギリスは憎んだ。そうして犠牲になった駐在員の子供もいた。
 なぜ米国では黒人が射殺されるのか。憎悪の連鎖が止まらないからだ。BLM運動はその憎悪を煽るためにある。 吐き気のするような連中が西側で正義などと欺瞞して嘘を言い張り続けている。権力が錦の御旗を振りかざしている。それは偽旗だ。

 自分たちは血を流さないつもりだろうが、ガスの不足、オイルの高騰、経済の失速、金融システムの激震となって西側市民にそのツケが跳ね返ってきている。
 イギリスとて例外ではない。それでも奴隷市民たちは黙らせられる。
 高度化した監視社会になったおかげで英政府への不満は抑圧され、政府はやりたい放題だからだ。

 劣化ウラン弾は核兵器に準じる。
 どうせその土地は汚染されてしまうのだ。ならば核爆弾を落とそうがなんだろうが同じことだ。 ロシアはウクの核への執着さえ読んでいる。だからザポリージャ原発やチェルノブイリを掌握した。ウクはその稼働中の原発を攻撃もした。西側で流された報道とは真逆だ。ロシアからの攻撃と捏造されている。

 原発への攻撃に危機感を持ったIAEAは攻撃された後に調査団を派遣した。結局、IAEAも西側の欺瞞を非難することはできなかった。
 彼らは意味不明のことを言ったものだ。「関係者は原発への攻撃を即刻やめよ」と。

 ウクにとっては劣化ウラン弾は欲しかったものだ。彼らは核への野心がある。
 もしウクが劣化ウラン弾を使ってくれば当然ロシアも使うだろう。異議など言えないw。

 しかし西側が無法で手前勝手な制裁をしておきながらガスや小麦の供給をロシアが止めないか、ビクビクして抗議すらしていたのだ。
 戦争を仕掛けておいてその相手国に食料輸出を止めるな、そんな理屈。
 笑うしかない。
 そんな身勝手な連中がロシアが劣化ウラン弾で応戦すれば恥知らずにも非難するのもまったく不思議ではない。
 だがそのポーズには何の意味もない。
  結局、英米がしかけたこの愚劣極まりない紛争の決着はどうなるのか。すでに世界では反西側のスクラムが始まっているように思える。
 BRICs通貨同盟のスタートだ。
 対する米英、西側の連中には先など見えてはいない。
 権力がその先行きを市民に知らせることなどないからだ。民主主義も破綻しているから誰も責任など取るつもりもない。英米はひたすらエスカレートすることしか考えていない。

 世界はこの欺瞞をすでに見抜いている。

 

 我が政府はどうか、こんなことに抗議すらできないでいる。
 「歴史上唯一の被曝国」なんていってもその程度だ。今回のことをキッカケとして嘘や欺瞞が次々と明らかになっている。 そうなると核保有についての政府見解はどうなるのか。劣化ウラン弾を我が国も保有するつもりだろうかw。

 欺瞞ばかりのウク紛争は戦争に発展し、すでに一年を経過した。
 呆れるばかりの嘘、白々しい欺瞞のパフォーマンスしかない。
 ロシア、イコール悪だという洗脳しかない。

 世界中で戦争犯罪者たちが大手を振ってハイル・ヒトラーと敬礼をしているのだ。国連でロシアを悪とする西側各国は「ヒットラーを礼賛することを禁じる決議」に反対した。
 おぞましいにも程かある。
 まともな理屈などもはや西側世界にはない。

 劣化ウラン弾を供与する理由、それは戦争に勝たせるためだと連中は言うだろう。領土を奪われたウクライナを勝たせるためなのだ、と。

 だが劣化ウラン弾で汚染され、たとえ領土を奪還できたとしてもその土地には住めない。
 欺瞞しかないのだ。

 しかし逆に言えば好都合とも言える。

 そこに住めなくなることでロシアにとっては中立の緩衝地帯が出来上がる。ウクの非武装化に図らずも成功することになる。
 兵器を据え置こうとしてもそこは放射能汚染で穢れた土地になる。
 ロシアとしては好都合かも知れない。

 もちろん、そこまで英国が先を考えているわけもない。
 愚かで低脳な連中が権力をほしいままにし、暴力を煽っている。民主主義を踏みにじり勝手なことをやり続けている。

 

 我が国はダンマリだ。安倍が暗殺され、その真相を知ったためか議員らはことごとくくクチをつぐんでいる。

 日米同盟?
 いざとなれば米国は中国を挑発して米国は日本を第二のウクライナにするだろう。

 自民政府からは我が国はポーランドのようになるという発言が飛び出している。
 ウクが台湾、ロシアが中国、支援させられ兵力を投入しているポーランドは日本なのだという。
 ならばその戦争を焚きつけるのはどこということになるのか。この論理からすればキッカケを作るのは米国に他ならない。
 それが分かってて言っているのだろうか。

 米国は同盟国であるドイツの生命線パイプライン、ノードストロームを破壊した。
 ノードストロームが破壊された時、米国がロシアの仕業だとし「確信がある」としていたことはいとも簡単に覆された。政府関係者は偽情報を流したがスクープされた論理は動かしがたいものだった。

 米権力は同盟関係など屁でもないのだ。それは我が国とて同じだ。
 そうして戦争を引き起こし、また米国では兵器産業が潤う。
 バイデン政権の過ちも誤魔化せる。

 こういう明白な論理矛盾から導き出される明白な真実を見ようとしない人がまだいる。
 相変わらずロシアは悪だと洗脳されているのだろうか。
 米国のように戦争ばかり起こしてきたような国は人類史上他にない。

 分からないことはもはや罪だ。グローバリスト権力に都合のよいように流される情報を鵜呑みにすることは愚かどころか罪でしかない。
 米政府や西側に盲従するだけのチョウチン報道も、ろくに考えもせずそれを鵜呑みにしていることも同じように大罪である。

 しかも結局、それは意味不明の増税や国民生命の危険となって我が国にも返ってくることだ。

 テレビを信じて見続けていればすべてが奪われる。誰も助けることなどできない。

 我が国は不安定化した西側や米政権と距離を置くことを考えねば未来はない。

 

 

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